劇団猿面劇団猿面第15回公演 劇場風景

STAGE15

「Eden」
2014年11月15日/16日

↓ END


猿と黒ネコ

いらっしゃいませ。
このページでは、2014年11月公演の小屋入りから公演当日の様子をお届けします。
出演者・演出の公演後記もあります。どうぞごゆっくりご覧下さい。

仕込み風景 公演ウラ話 公演後記 舞台写真


仕込み風景

11月11日 照明の仕込み

火曜日は照明関係の仕込みでした。
使用する灯体を準備し、当たりを決めていきます。

今回も照明の親分はシズカさん、操作担当はNanaさんです。
最年少のNanaさんは、今回も大活躍でした。

シズカさんも演出シノダも任せて安心の照明さんとして頼りにしています。
今回の公演中も抜群の反射神経を発揮したファインプレーがありました。
小学生の頃から猿面の芝居を手伝ってきたキャリアは伊達じゃないことを証明してくれました。


いつも代表とコンビでサスを担当するのは野上ですが、今回彼はサスを吊るだけ吊ると、ITOという照明に掛かりっきりでした。
サスに慣れている野上がいないのは痛い。しかし、ITOは野上にしか出来ない。行って来い、野上。

11日仕込み

ということで、野上の代打にショーコと久里子さんが指名され、代表の号令で作業開始。
シズカさんの所望するシーンごとに当たりを決めていく三人。

照明も音作りも道具も衣装も、外部発注はありません。
資金が少ないからといえばそれまでですが、知恵と労力を駆使していい舞台を手作りするのが猿面精神です。
(演出家がヘンクツだからよそに頼めない。という事情も無きにしもあらずなんですけどね)

そんなわけで役者であってもスタッフとしての力量を求められます。
近年はスタッフさんも増えたおかげで、だいぶ助かっていますが、猿面の役者は働くのが当たり前。
こんな過酷な劇団に入ってしまった久里子さんも容赦なく使われ、年々仕事が増えています。


賑やかに女子がさえずる舞台上から一人外れてITO(写真の照明機材)に没頭する野上。
『いないのか?』
と、思われるほど静かだったそうです。
ほぼ無言・無表情です。

メンバー達からその集中力を絶賛された一方で、シズカさんに『プラモデルに夢中になっている小学生』と言われ、苦い顔をしていた野上。
ITOで野上が映し出したのはお月様です。
パンチの穴ほどの丸い穴を月の形に加工するのは、想像以上に手間が掛かったらしいです。
苦心の甲斐あって、シーンにピッタリのメルヘン調の月が浮かび上がりました。


11月14日 公演前日の仕込み

公演前日は、本格的な仕込みです。朝から集合し、それぞれの作業を進めました。

代表とショーコ、希美ちゃんの三人で、セットの空きビンを固定しました。
この日の仕込みで最終調整。
暗転中に蹴っ飛ばしたら大変なので、目印にも工夫が必要でした。

初演のEdenと同様、ラストシーンで幻想的な光を放つビン達。
このセットは、脚本にすでに書かれてあるもので、シノダの強い希望でした。

ビンのラベルは、ペロリと簡単にはがせるものではありませんでした。
自宅で地味にラベルはがしをしてきたメンバー達の目には、一層の輝きに映ったことでしょう。


壁を立てるような大掛かりなセットはないEdenですが、細かい作業は数々ありました。
あっちでもこっちでも仕込んでおります。
受付スタッフのマツは、いつもどおり仕込みでもこき使われています。
会場係の希美ちゃんは、今年も公演中毎日参加。二人とも猿面に欠かせない人材です。

余談ですが・・・
毎年打ち上げで独自の盛り上がりを見せる希美ちゃん。
シズカさんに指導を受けても、打ち上げのときだけはどうにも止まりません。
野上にからかわれると、悪態をついて反撃します。
丸ちゃんはいつも二次会で希美ちゃんの隣に座らされてしまいますが、暴れ馬希美ちゃんを温かく見守っています。

二次会でも、最後まで元気だった希美ちゃん。
彼女の芝居への情熱がそうさせるのでしょうか。
会場係でもいい笑顔でしたが、お酒のときもいい笑顔です。


お昼休憩中

お昼ごはんは、荷物の少ない男子楽屋で食べます。
ちょっと忘れ物をして取りに帰った丸ちゃんも戻ってきたので、全員揃ってのお昼でした。


午後は仕込みの続き、夕方からはゲネを行いました。

丸ちゃんは、前回に続き今回も音響です。
なんだかわからないけど、演出シノダに信頼されている丸ちゃん。
難しい注文でも返事は「大丈夫!」
丸ちゃんは「出来ない」とは言いません。

仕込み

そして、今回も忙しかったショーコ。
裏で数々の仕事をこなしていました。まさに縁の下の力持ち。
芝居を把握しているショーコが裏にいてくれれば、本番中何かあっても安心なのです。


仕込み

ゲネを終え、この日の予定はすべて終了。
明日は、朝集合したらすぐにゲネ、その後、昼公演、夜公演と続きます。
2時間超えの芝居を1日で3回やることになります。

猿面の1年で最もハードな1日がやってきます。


公演ウラ話

11月15日 初日

初日、今年も晴れました!
寒さが気になるところではありましたが、今年は雨の心配もなく、きれいな青空でした。
やはり雨女(河童の別名も持つ女)シズカさんの髪の毛が短いと、雨は降らないみたいです。

開館時間は9時なのに、それよりも大分早く到着したメンバー達。
心配性なのか、早く皆に会いたいのか、初日への意気込みか、理由は定かではありませんが、
自然と集合時間が早くなる一同。開館を待つ風景は毎年こんな感じです。


初日

劇場に入ってまもなく、最終ゲネの開始。それが終わると、本番に向けて諸々の準備です。
スタッフは、部署ごとに開場に備えます。
役者たちは、小道具や衣装を用意したり、食事したりしなかったり、メイクをしたり、発声したり、アキレス腱を伸ばしたり、
・・・そうこうするうちに、開場時間がやってきます。


13:30開演

ようこそ、Edenへ
静かに静かに開幕です。

初日


ここからは、稽古風景で隠していたお話も交えて裏話をお届けします。

主演女優 シズカさん

前回のEdenでもトキワ役を演じたシズカさん。
トキワは、シズカさんが”不幸担当女優”と呼ばれる所以となった役のひとつです。

前回と同じ役ではありますが、前回とは違うトキワを求める演出シノダ。
あの手この手で注文を出され、その都度立ち向かったシズカさん。
アザを作ったり、筋肉痛になったり、ダメ出しで泣かされたりしても、重責に耐え続けました。
トキワ役を愛しているシズカさんの模索は、いつも以上のものがあったようです。

裏話

劇中さまざまな表情を見せたシズカさん。

髪型は最終的にクレラップ(のCMの子ども)並みに短くなってしまいました。
衣装は前回のものをリメイク。演出家の希望で、より少女風に改造されました。
団員からも、お客様からも「可愛い可愛い」と好評だったワンピース。
リメイクしたのは野上工房です。
稽古風景にもありましたが(3月30日分)、野上が試着してみたのはこの衣装です。

シズカさん本人は、当初この衣装に若干の抵抗があったようです。
シズカさんの私服にはないレースでフリルな衣装です。「あたしがこれを着るのは、有りなのか」と、複雑な表情を見せていました。

本番用靴下はショーコがレースで可愛くアレンジしました。
結局シズカさんも自分からプリティなペチコートなんかはいちゃったりしてたので、まんざらでもなくなったのでしょう。
どんな衣装でも慣らされてしまう猿面です。


今回、お堅い役だった代表。
鉄の女とも言える女性を演じました。
そんな役の裏側に、ねちっこい色っぽさを要求するシノダ。
常日頃、色気と無縁な所業の多い代表ですが、
”本来持っている色っぽさを惜しまず出せ”と言われ続けました。 (稽古風景7月13日)

今年初めには他劇団への客演もこなし、よその釜の飯を食ってきた我らが代表。
その成長を期待して待っていたシノダから、容赦ないダメ出しが続きました。

長セリフが多く、立ち居振る舞いもこれまで演じた役にはないものに挑戦した代表。
苦戦を強いられ、半泣きすることもありましたが、こちらもめげずに演じ続けました。

いつもなら、代表の面白い顔の写真が一枚二枚あるのですが、今回の公演スナップには、そういう写真がありませんでした。
残念です。非常に残念ですが、それも今回の役ならではのことでしょう。


その代わりと言ってはなんですが・・・

・・・なんでしょう、この二人は・・・。
あれだけ重たい芝居だといっていたEdenらしからぬ楽しそうな姿。
弾けてます。

シズカさん、昨年に続きこのコーナーに・・・   野上、ヘソ丸出しだぞ・・・
(コーナー?なのか?)

あるまじき躍動感に溢れる二人。
本番中の写真ですが、あれほどのシリアスを演じた二人とは思えません。
後ろに立っている代表が、お株を奪われた寂しさを宿しているように見えるのは気のせいでしょうか。


開演直前、代表のお客さまへのお願いごあいさつ。
今では恒例ですが、これが始まったのはくしくも10回公演のEdenでした。
代表は、なぜかこの挨拶でスムーズにしゃべれたためしがありません。ものすごく緊張する、と代表は言っています。
いつも舞台裏でチェックしているシノダは、代表が噛むたびに小さな声でツッコんでいます。

初日の本番前、「代表、うまくできたら十円あげます。」と、金でつってみるシノダ。(十円、て・・)
もちろん冗談半分かつダメ元です。

そして、その時が来ました。
裏で耳を澄ます団員達。
いつもどおり「皆さーん、こんにちはー!」で始まった挨拶は、詰ることなくよどみなく終わりました。
代表、ついにやりました!文句なしの流暢な挨拶ができました。快挙です!

代表の名誉のために補足しますが、「噛むのは会場を和ませるのを狙った代表ならではの高等テクニックだ」と言う説も、無いことはないです。

この回が終わると、シノダから代表に、「よくできた!百円あげます!!」と、ご褒美が出ました。
十円が百円に跳ね上がりました。(百円、ていうのも・・)
お金につられて成功したわけではないはずですが、その感を否めない結果となりました。
小銭でつるほうもどうかと思いますが、何はともあれ、よかったですね、代表。
やっぱり、代表の挨拶がないと猿面の芝居は始まりませんから、これからもステキな笑顔でお願いします。


無事に初日昼公演終了。

お客さまをお見送りしたら、夜の部に向けて再び準備を始める猿面たち。

舞台上をきれいに掃除してくれているのは、ショーコです。

芝居で使う消え物(本番中に食べたり飲んだりする物)も、この時間に用意します。
稽古風景(8月24日)にあった物体X(エックス)も所定の位置へ。

物体X・・・正体は、シュークリームでした。

稽古期間中から本番まで、毎回シュークリーム丸々1個を食べた野上。

中のクリームが柔らかすぎると芝居中にこぼしてしまい、シズカさんともどもクリームまみれになってしまいます。

「クリームの量を減らしておけばいいのか?」と、底からクリームだけ吸い出して飲んだ物を使ってみても、やはりよろしくない。
「正規の状態で食べないとダメだ」となり、彼はコンビニやスーパーで程よいシュークリームを探したそうです。
色んなタイプのシュークリームを食べ比べた末、某コンビニの商品に決定。

稽古日のたびに、毎週同じ店で買っていたため、店員さんにシュークリーム大好き男と思われていたかもしれない野上。
芝居では飲み込むようにムリヤリ食べるため、稽古後は決まって胸ヤケしていたそうです。

初日は、ゲネから夜公演まで朝昼晩と3個食べました。

いくら甘い物がいける口の野上でも、シュークリームはしばらく見たくもないと言っております。


夜公演終了。

今年も立派な看板をMASAHIKOさんが作ってくれました!
遠くからでも目立つようにと、文字の色や種類など工夫して手間を掛けてくれました。

例年どおり土曜日の受付はTakaちゃんとMaiちゃんが来てくれました。
いまやスタッフ団員になってしまったかのようなお二人。
すっかり猿面からあてにされています。

裏話

裏話

そして、今回初めて受付嬢を引き受けてくださったReiさん。
マツとコンビで、楽日に参加してくださいました。
公演後のバラシまで手伝ってもらい、助かりました。

今回もたくさんの方々に支えていただいて、猿面は幸せです。いつもありがとうございます!!

めまぐるしい一日を終え、21:00 解散。
Edenは上演時間が長いため、終演から劇場の閉館時間まで間がありません。後片付けと準備は明日に持ち越しにして劇場を後にする猿面たちでした。


11月16日 楽日

楽日の朝 9:07の風景です。

残すは、あと一公演。

時間に余裕があるので、焦らず準備ができます。

この日の様子は、動画版劇場風景でもお届けする予定です。


13:30 開演

大切につくってきたEdenの世界。今年もお客様との特別な時間が始まります。


「隣の女」 久里子さん

今回は、前回の公演とはまったく違う役柄だった久里子さん。

久里子さんも他の先輩女優さん達と同様、今回は苦労の連続だったようです。
今回は女優さんだけの”女優会議”も開かれたとのことです。演出家の前では話せない、芝居や演技についての話し合いだとか。彼女達の苦心のほどと意気込みがうかがわれます。

稽古開始当初は、おしゃれな稽古着だった久里子さんでしたが、演出シノダから”役に合わない”と、それを禁止されたり、化粧もダメだと言われたりしました。

初舞台の時は、久里子さんに当てて書かれた役でしたが、今回は違いました。
新人扱いから一変、前回とは質の違うシノダのダメ出しに悩む日々を送った久里子さんでした。


楽日

舞台奥で、ひっそり咲いていたユリの花。

本番中、ほんのり光らせるため、実は凝った造りになっていました。
火曜日の仕込みの際、どうにも気に入らなかったシノダから野上に”なんとかしろ”と、土壇場の注文が。

白い筒の中に小型の照明器具を仕込んで、ユリに下から光が当たるようになっています。
座席によっては見えなくなってしまう部分ではありましたが、そういう所であっても適当に済ませられない猿面の舞台。

芝居で使った「身分帳」という帳簿も、綴じてある書類はただの紙ではありませんでした。

トキワの事件資料や、新聞の切り抜きをできるだけ本物に似せて作ったものを綴じていました。
起訴状・供述調書・接見表・動静経過表・書信表・新聞記事などをシノダが作成しました。

この帳簿の中身までは、当然お客さまには見えない部分です。
Edenの背景を取り扱うのなら、見せる意図はなくともそこまですべきだとシノダは考えていました。

病的な凝り性とも言えますが、本物に近いものを見せて役者をその気にさせる狙いもあっての作業でした。


前回のEdenと同じ、ジン役を演じた野上。
ダメ出しで泣く事はありませんでしたが、公演近くに困ったことが起こりました。
11月2日の稽古風景の件です。

公演前の体調管理はいつも万全の野上ですが、今回は足を負傷しました。
くるぶしがピンポン玉みたいに腫れ、足首に水が溜まるという状態に陥りました。

本人によれば、
10月頭に捻挫して、その後も軽い捻挫があったかも?
でも空手もできてたし、気にしてなかった、とのこと。
彼には、はしゃいで遊んだ後に熱を出す子どものような体質があり、そこまでならよくあることです。

ですが今回、何をはしゃいだのかわかりませんが、お熱を出し、その翌日、足首がパンパンに腫れていました。
足がつけないほど痛かったらしく、歩行すら困難。自然治癒では公演までに間に合わないと踏んで、お医者さんへ。
注射針をグリグリされて水を抜いてもらいました。

本番までには、通常通り動けるように治り、芝居のあれやこれやもこなすことができました。
何かと動きの多い役でしたから、団員一同を心配させた一件でした。


公演終了!!

いつになく地味で大人しいものながら、笑顔が浮かぶカーテンコールです。
長丁場だったEden、すべての公演が終了しました。


いつものように、バラシの前に記念撮影です。
今回は、いつも助けてくださる劇場職員Kさんもムリヤリ一緒に写ってもらっちゃいました。


2014.11.16 16:16


公演後記

トキワ 芝崎静夏

トキワ役・芝崎静夏

生半可じゃありませんでした。
宙ぶらりんじゃ駄目でした。
その責任の大きさに、ともすれば尻込みしそうになり、
舞台の中央に立つにはそれなりの覚悟が必要なのだと教えられました。
模索し続けた一年。

でもこの一年、この覚悟がこれからの私の道標となるのです。
負けるもんかと喰いしばったその負けん気が、私を上へと押し上げるのです。
公演を終えた今は、私を見守り、時に厳しく、時に優しく導いてくれた人たちに
 ありがとう そればかりです。

まるで猫を抱くように大切に演じたトキワという役は、ただ愛おしく。
心の中にほんの少し消え残るトキワの想いを感じながら、
その余韻に耳を澄ませていたい。
しばし。いまひととき。

2014.11.23


モウさん 田中綾子

モウさん(区長)役・田中綾子

『色気』
今回の私の課題のひとつでした。
他にもいろいろありましたが、これは私にとってなかなか難しい課題でした。
色気?と言う私に対して、稽古中の口紅を赤くという提案がされ、素直に赤い口紅を。
もちろん自分では見えないので、鏡に映った自分を見てびっくりすることもありました。
果たしてその成果は・・・。
衣装がはじけそうなんて言葉もちらほら。
今回は痩せなくていいお許しが、しのだ氏から出たんですよ〜。

今回は、小屋入りしてみないとわからないということが多い舞台でした。

公演直前、どうする?あーする?などとみんなで考えたり、あれこれ試したり。
大丈夫か?と思っていても、なんとかしてしまう猿面メンバー。
改めてすごいと感じました。

そんな面々が居る猿面の公演を、毎年楽しみにしてくださる方々、
どんな劇団なんだろうと観に来て下さった方々、本当にありがとうございます。 今後も末永く応援お願いします。
また来年の秋、皆様にお会いできることを団員一同楽しみにしております。

2014.11.26


隣の女 桜 久里子

隣の女役・桜久里子

隣の女・・・柿本・・・彼女の内面をなかなか理解することができませんでした。

突き放して距離をとったり、引き寄せて近くに感じようとしたり悪戦苦闘の役柄でした。
でも、この役柄を通してひとつ確信した事があります。それがとても良かったです。

たくさんの方々に支えられて、公演を迎えることができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。皆様ありがとうございました。

2014.11.25


ジン 野上竜司

ジン(先生)役・野上竜司

終わったんですね。終わったんですかね。
実感がないので、今、これを書くのは難しいです。

Edenの世界に浸かると、おかしな感覚を引き摺ります。
とんでもない世界に連れ込まれたように感じます。そこは匂いも手ざわりもある、生々しい夢に似た所です。
僕は錯覚に次ぐ錯覚を持ってそこに居ようとしてきました。 そのせいなのか、今でもおかしな感じがしています。

ありがとうございました。終わった実感はなくても、あの時間を共有できた喜びはしっかりと残っています。 そして、仲間のみんなへありがとう。
静夏さん、よかったですね。

2014.11.30


照明 Nana

Nana

昔、中学生の頃、舞台裏から見ていた「Eden」という舞台に
今回照明としてたずさわることができ、とてもうれしく思っていると同時に
照明台の前で冷や汗をかいていました。

「Eden」の世界を作る仲間に入れてうれしかったです。
ありがとうございました。

2014.11.30


音響 丸 穣大

丸ちゃん

前回につづき音響スタッフとして参加させてもらいました。

『音は誤魔化しがきかない』という言葉が重く重く… かつてない緊張感にドキドキ落ち着かない状態で公演直前を過ごしました。

本番は、役者と同じように台詞を口ずさみ絶妙なタイミングで音を出せるよう集中してカウントダウン!
役者の集中も切らさずここちよく舞台で生きられるように力になれたかなーと思っています。
役者・スタッフの絶妙なコンビネーションで今回の公演も無事終わることが出来ました。
また次回公演も楽しんでいただけるように頑張ります!!!

猿面これからも応援よろしくおねがいします。たくさんのご来場ありがとうございました。

2014.12.15


効果 山田しょうこ

山田しょうこ

裏の仕事
舞台の裏表を知りつくし(?)、アレコレするのは楽しい。
アレはこうしようか、コレどうしよう。コッチのほうが効果的…?頭の中をぐるぐると。
いろいろ持つ手に力がはいるぅ。

2014.11.30


会場係 重城希美

重城希美

来てくださった方々からのパワーが、舞台にあたたかい輝きをくださったように感じました。
役者も裏方も、そして観客の方々も・・・みんなで生み出す世界って素敵です。
ありがとうございました!第15回公演終了。
ありがとうございました!

2014.11.30


脚本・演出 しのだ 冬吾

あれだけ「暗く、重たい物語」だと後ろ向きとも言える宣伝をしてきたにも関わらず、たくさんのお客さまにご来場いただきまして、まことにありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
そして、ご協力、応援をいただきました皆さま、おかげさまで今年も猿面一同幸せな時間を頂戴しました。ありがとうございます。

Edenは、僕の脚本のなかでは長編です。
今回は、前作Edenに付け足したシーンやセリフも多かったので、さらにページが増えました。
この物語では、役者が間を取りすぎて芝居が冗長になってしまう危険もあったため、余計な芝居をしないよう稽古当初から煽り続け、無駄を省くよう心がけました。
時間のことだけではなく、芝居の質についても多くのダメを出しました。
脚本への追加もですが、執拗なダメ出しは、今回再びこの題材を取り扱うにあたっての僕なりの心構えによるものでした。

Edenの舞台になっているのは、僕も資料でしか知り得ない特殊な場所です。
ごく一部の人以外には縁遠い場所だと言えるでしょう。
しかし、そこで生きている人々が今も、確かに、いるのです。
だからこそ、「それらしい」ではダメなのだと、僕は自分に言い聞かせてきました。
この特殊な環境を持ち出したからには、表面上の出来不出来ばかりに囚われるのは避けるべきであり、もしそんな次元で済ませるのなら、あの場所で実際に生きている人々に申し訳ないという思いがありました。
役者たちが劇のなかで、どれだけ本当の気持ちを持ってくれるかによってこの芝居が決まると考えていました。
「それらしい」だけの仕上がりでは、まったくもって空虚な芝居に成り下がる。僕はそれを恐れました。

これまで陽気な要素の多い猿面の芝居をご覧いただいた方には、今回のEdenは意外だったかもしれません。
そういうお声もいただきました。
ですが、僕が求める芝居の本質がEdenにはあるのです。
猿面の役者たちにとってのEdenは、劇の中で生きるということを追い求めるのに好適な材料だと言えます。
演出である僕としても、深く分け入ることの面白味を感じることができる作品です。
    真っ向から立ち向かわなければ、跳ね返され、たちまち世界が崩れ落ちる。
僕は、中途半端な技術を駆使するような”演技”を、これまで以上に忌み嫌いました。

女優さん達を悩ませ、泣かせた僕のやり方が正しかったのかはわかりませんが、2時間を越える芝居でも「短く感じた」との感想を多くいただくことができたことについては、安堵していいかと思っています。
開演からの長時間、じっと舞台を見つめてくださったお客さまの集中力を、僕も役者たちも感じていました。
緊張感すら漂う客席の静けさに息を呑む思いでした。
「引き込まれた」という感想の多さを知ったとき、あの静寂はお客さまの集中力から成るものであり、僕らが受け止めていた客席からの大いなる力は勘違いではなかったのだという確信を得ました。
真剣な眼差しを注いでくださったお一人お一人の貴重な波動が、この芝居を引き上げてくれたのだと感謝しています。
こうした感謝ができることは、大変嬉しく、冥利に尽きます。

お客さまからの温かで嬉しいさまざまの言葉達は、僕らにとってこの上ないご褒美です。
ありがたく頂戴しつつも、お褒めの言葉こそが次への試練と受け止めております。
苦心・苦労という言葉が、たびたび登場していますが、好きだからこその苦心です。
団員の誰もが望み、喜んでしている苦労です。芝居バカなんです。

次回、この芝居バカ達はどんな世界をつくるのか。
今はまだ僕にもわかりませんが、(すみません、次回作はまだ何も浮かんできていませんので)
数々の自虐的辛苦を重ねた今回のEdenで、青く静かに燃え上がった焔(ほむら)を掲げ、今後も猿面は進み続けます。

しのだ サイン
2014.11.30


舞台写真



「Eden」劇場風景・番外編

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