劇団猿面劇団猿面第17回公演 稽古風景

PRACTICE17

第17回公演 「刃をのせて」 稽古風景
稽古期間:2016年1月〜2016年11月

【現在稽古中の風景はこちら】

↓ END

公演終了しました!公演中の様子・公演後記は、
 第17回公演劇場風景をごらんください。

11月6日

「刃をのせて」は、今週末に本番を迎えます。
稽古風景は今回が最終回です。
ご愛読ありがとうございました。

劇団猿面第17回公演 「刃をのせて」

猿面にはこれまで無かった新たな世界に戸惑い、迷いながらも真っ向から挑み、つくり上げた物語です。
猿面達それぞれの真っ直ぐな思いをのせてお届けします。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

10月30日

10月30日風景

今回の風景は、チラシの裏側のメインになっているショーコとスタッフチームです。

ショーコは猿面旗揚げメンバーですが、シノダ演出になってからは役者として舞台に立たない時期もありました。
それは、劇団の人手不足のためスタッフに回って貰ったという事情もありました。そしてそれ以外にも、役者としてのショーコに対する演出家の考えもあってのことだったようです。

ショーコはこれまで、自分が役者であろうと無かろうと、毎回稽古に参加してきました。
スタッフ参加の際には、出来ることには自分から手を挙げ、率先して仕事を引き受けてきました。
役者でなくても、「一緒に芝居をつくる」ことに向き合ってきました。
演出シノダはそうした彼女の姿を見逃す事は有りません。
ショーコの揺るがない芝居に対する情熱が、今回の抜擢につながりました。

やって貰うと決めたからには、容赦しない演出家です。
セリフは多いわ、やったことの無いこともやらされるわで、稽古当初は大変そうだったショーコ。
稽古では悲鳴を上げることも、出来ない悔しさに転げまわる事もありました。
これまでにない重圧のなかでショーコは懸命に稽古を積んできました。
ショーコにとって特別な役になるであろう今回の役ですが、演じられるのは残り僅かな回数しかありません。
本番が終るそのときまで、きっと大切に演じることでしょう。

10月23日

10月23日風景

本番までの稽古は、残すところ3回となりました。
今回の風景写真は、チラシの表側を飾ったこちらの3人です。
本番もあの扮装で登場するのでしょうか?
さて、芝居本編もさることながら、毎回演出家がこだわっているカーテンコールの稽古もしています。
代表は、お客様へのご挨拶も練習していますが、今日の時点ではお口が回らず噛み噛みでした。
「大丈夫か?」と不安になる共演者たち。

しかし、良い意味でも悪い意味でも「本番に強い」代表ですから、きっと大丈夫でしょう。

10月16日

10月16日風景

公演まで一ヶ月をきり、稽古風景も終盤に近づいてきました。
この日は、先日のビデオを確認した演出からのダメ出しが放出されました。
理想と現実を踏まえ、それでもどうか本番では達成して欲しい、『刃をのせて』の世界を役者さんに愛して欲しいと願う演出シノダ。
この日のダメ出しは、役者さん達に矢のように突き刺さる言葉ばかり、1時間以上に及びました。

「言いたいことは言ったから、後は任せる。」これがダメ出しの締めでした。
今回の出演者は、シノダ氏と長年付き合ってきた役者ばかりです。
彼のダメ出しの辛辣さは、わかってくれるという信頼があってこそです。
残りの稽古、役者さんそれぞれ、思いを強く持って挑むことでしょう。

10月9日

10月9日風景

この日は、通し稽古をビデオ撮影しました。
毎回本番近くなると、ビデオ録りをします。ビデオはライブとはかなり違うので、あくまで参考ではありますが、演出家がこれをチェックします。
当然、後日の稽古でダメ出しされます。

公演間近ですから、それでなくても気合いを入れて臨んでいますが、撮影もあるとなれば、更に気合いが入る役者さん達でした。
稽古終了後も、自分達で反省点や修正箇所を話し合っていました。
その傍らで、呑気な会話をしている男子チーム。
「丸ちゃん、腹がヤバイよ」と、野上。
「最近運動不足なんだよね〜」と、丸ちゃん。
殆どムリヤリ舞台に立たされている丸ちゃんを、温かく見守ってくださり、出演に期待してくださるお客さまも多いようです。
そんな皆さまの期待に応え、晴れ姿をお見せしなくては!
果たして丸ちゃんは、本番までに身体を絞る事ができるでしょうか?
あ、でも、今回の丸ちゃんの役柄は、体型はどうでもいい役なので、このままでしょう。きっと。

10月2日

10月2日風景

本番までの残りの稽古はあと何回?という時期になってまいりました。
音響・照明スタッフも毎回稽古に参加し、本番に向けた稽古が続いております。

この日の稽古に登場したのは、脚立です。
今回のセットで使用されるそうです。何に使うのかは、本番でのお楽しみということで・・・。
前回公演も高さのあるセットに泣いた高所恐怖症が約1名いましたが、今回はどうなるのでしょう。
セットのプランもあらかた決まり、小道具類もほぼ出揃いました。
毎回、芝居中やカーテンコールで、ちょっとだけお客様と交流したい猿面。
今回も何やら企んでいるようです。そちらの準備も抜かりなく進んでおります。

9月25日

9月25日風景

この日は、劇団員のサエちゃんが来てくれました。
サエちゃんはいつも猿面の公演中、会場スタッフとして活躍しています。
お久しぶりに劇団員に会ったサエちゃん。
あれ?Nanaちゃんに身長抜かれてる?

さて、稽古も、舞台の準備も着々と進んでいます。
野上が舞台セットの模型を作ってきました。
今回のセットはちょっと変わっているそうです。実際、どんなセットを作るのか、口だけで伝えるのは自信がない演出家。
この模型を使って、皆で話し合いました。
演出家の希望通りにするには、どう作るのがベストか、意見を出し合う劇団員たち。

声がデカイ代表、
代表のトンチンカンぶりに、イラッとなるシズカさん、
そんな二人に「喧嘩しないの〜」と言ったばかりに「喧嘩してないわよ!」と叱られる野上、
とりあえず静観するショーコ。
そんなこんなしながら、見栄えや安全対策を検討しました。
仕込み当日に、ゆっくり話し合う時間の余裕はないため、予め認識を一致させておくわけです。
毎回、お金を掛けずに頭を使っていい舞台を作るのを目指している猿面。
今回もみんなで知恵を出し合った舞台です。どんな仕上がりになるのか、どうぞお楽しみに。

9月18日

差し入れ

9月18日風景

この日は劇団スタッフのマツから差し入れがありました!
マツは毎回公演中にスタッフとして参加してくれています。
そして、毎回公演が近づくと差し入れをしてくれます。
マツ、いつもありがとうございます!!
と、言う事で記念写真。

毎年手助けしてくださるMASAHIKOさんが今回もポスターを作ってくれました!
毎回発色にこだわって作ってくださいます。今回も美しい仕上がり♪こちらも毎年ありがとうございます!!
そして、今回の公演では受付嬢として参加の久里子さんも、この日稽古に来てくれました!今回もよろしくお願いします!!
本当に毎回、猿面の公演にはたくさんの方々が協力してくださいます。
ありがたい事と、一同感謝しております。
協力者の皆さまに応えるためには、いい芝居をつくるしかありません。
残り稽古はもう十回ありません(猿面の稽古は日曜だけなので)。
この先、稽古の一回一回が貴重な積み重ねです。

9月11日

9月11日風景

「刃をのせて」のチラシが出来上がりました!
この日の稽古で劇団員に配布されました。
DMを発送したり、置きチラシさせていただいたりと宣伝活動が忙しくなります。
公演場所の千葉市南部青少年センターさんにも置かせていただきます。

今回のチラシはいつに無い風情になっております。
特に表紙の撮影には手間が掛かったそうです。
後日ホームページ上でも公開いたしますので、今しばらくお待ちください。

スタッフチームの丸ちゃんとNanaちゃん。
チラシの出来をチェックしています。
新境地に挑む猿面の心意気が詰まった今回のチラシ、二人からは「カッコいい」と好評でした。
このチラシで多くの皆さまにご興味を持っていただけることを一同願っております。

9月4日

公演も近づいてきて、緊張感が増してくるこの頃ですが、そこには動じず、いつもどおりの人がこちら。

9月4日風景

本番でも動じない人、野上です。
本番中に平台から落下し、あわやの大事故だった過去もありますが、アドリブで繋げたツワモノです。
写真で野上が手にしているのは、紙風船です。(風船だけどすごく四角い)
この日の稽古前、シズカさんから富山のおみやげが配られたのですが、そのオマケの品です。
こういう物があると、遊びたくなるのが野上。(おみやげをすぐに食べたがるのはショーコ)

9月4日風景

遊んでます。一人で。
何が楽しいのかわからない方法ですが楽しんでいました。

稽古前、一人遊びに興じているくらいですから、もういつ本番がきても大丈夫なのか、と思いきや、そうでもありません。
唯一、彼が把握しきれていない事があります。
舞台転換中の段取りが今ひとつ頭に入っていないらしく、
この日の稽古でも、「俺、どこから登場だっけ?」と、迷子になっていました。
今回の芝居は、転換にもこだわったつくりになっているそうです。

8月28日

8月28日風景

稽古風景でよくある片づけ中の写真です。
この日はシーンごとの稽古でしたが、途中音響を入れるタイミングなどを打ち合わせしながらだったため、時間ギリギリになってしまいました。
で、慌てて片付けているところです。
シズカさんに命令(?)されて、片付けのお手伝いをしている丸ちゃん。
なぜ、こんな子供用の椅子を稽古に使っているのかは、いつもの通りお伝えできませんが、これも本番に向けた準備のひとつです。

昨年の公演では、音響と役者を掛け持ちし、大活躍だった丸ちゃん。
今回も音響は間違いなくやりますが、役者としてはどうなんでしょう。出演はあるのでしょうか?

8月21日

8月21日風景

この日も通し稽古でした。
通しの最中、音響以外の「ピッ。」という音が・・・何の音?
稽古終了後、その音は丸ちゃんの時計だとわかりました。このビビットカラーの時計、1時間ごとにアラームが鳴るそうです。
「気になった」とショーコに文句を言われている丸ちゃんです。
なんで1時間ごとにアラームを鳴らす必要があるのかわかりませんが、何にしても、「本番中は、音の鳴らない設定に」するように今から注意されていました。

最近の稽古では、登場、退場、衣装替え、暗転中の舞台転換も練習しています。
しだいに本番が近づいてきますから、色々滞りないように工夫が重ねられています。
芝居の動きも本気度が増してきます。
それに伴って、痛い目を見る人が増えています。
この日、痛い目に遭ったのは、
代表・・・野上との力くらべで顎を強打
シズカさん・・・野上に引きずられ、転倒し肘を擦り剥く
野上・・・代表に小道具で頭部を殴打
などなど、「痛ッ!」が連発していました。

何の練習なんでしょう?
しかし、痛い目に遭っても、果敢に取り組むメンバー達です。

8月14日

8月14日風景

とっても厚着なNanaさんと、とっても薄着な野上です。
Nanaさんは冷房対策で厚着です。
野上はもともと暑がりですが、今回の衣装は特に暑がっています。
見るだけで暑がっています。
通し稽古の前に、「着たくない」とさんざん渋ってから着替えています。それで私服は薄着の傾向です。
女優さん達の衣装も、真夏に見ると暑苦しい衣装です。
どんな衣装か本番までのお楽しみですが、先週、初めて衣装を見た丸ちゃんは「いいね〜」と言っていました。

Nanaさんとの2ショットとなると、動揺する野上。
猿面で長年に渡りお姉さん方に囲まれているせい(?)か、若い娘さんには近づきがたいらしいです。
去年もそんな写真がありました。
入りきらないからもっと近づけと言われ、近づいたところ、

「あ〜、これはNanaさんのパパに怒られるな」
と、カメラマンに脅され、違う意味で動揺する野上。
動いてしまって、何度も撮り直しになりました。
Nanaさんのお父様、ご安心ください。野上がNanaさんに近づける距離は、これが限界ですので。

8月7日

「刃をのせて」 公演日決定しました!
2016年11月12日(土)・13日(日)の2日間です。
今年も千葉市南部青少年センターで公演いたします。
上演時間などの詳細は、最新情報ページで随時お知らせします。

8月7日風景

今年から劇場の予約システムが変更になったそうですが、無事に希望の日程で劇場予約が取れました。
劇場の予約には、先週から予約のことで頭がいっぱいだった代表と、劇団内でも冷静さに定評のあるシズカさんの二人が行ってきました。
予約が取れてガッツポーズの二人です。
そして、二人の背後で派手にガッツポーズをしているのは丸ちゃんです。
まるで何かを達成したかのような顔ですが、特に何もしていません。
便乗してガッツポーズしているだけです。

丸ちゃんは、今年も音響さんとして参加します。もうひとつ役割がありますが、それは本番でのお楽しみということで。
この日は、久々の稽古参加だった丸ちゃん。
この先本番まで、稽古風景にも登場が増えます。

公演日が決まると、本番が現実的になってきます。照明のプランや舞台セットも具体的に決めていくことになります。
芝居の稽古だけでなく、スタッフとしての活動も活発になる猿面たちです。

7月31日

7月31日風景

7月最後の稽古日。
衣装をつけて、役者の登場退場や、着替えや、シーンの転換時の役割分担などの確認をしました。

この日は、お土産が二点ありました。
よほどの動物マニアなのか、毎年夏にサファリパークに行く代表からのお土産はチーズ味のスティックケーキ。
この日、所用で浅草に出かけ、稽古場に直行して来た野上からは浅草名物人形焼きです。

夏はお土産シーズンですが、公演日が決まる時期でもあります。
今回は、シズカさんと代表が劇場へ予約を取りに行くそうです。
今年も希望の日程で劇場が予約できると信じている劇団員たち。
公演日は決まり次第、ホームページでもご案内いたしますのでしばらくお待ちください。

7月24日

この日は通し稽古でした。
本番用の衣装もほぼ揃い、ショーコ・野上工房の手作り衣装もお披露目されました。
暑い時期ですが、そろそろ本衣装での稽古が始まりそうです。

7月24日風景

さて、この日はやたらと代表にチョッカイを出していた野上。
この日は大相撲名古屋場所の千秋楽。
代表=キセノサトの綱とりを場所毎に気にしている野上。
キセノサトの勝敗について、「なんで負けちゃうんだよ」と、代表に文句を言うのが恒例です。
代表はキセノサトに似ていると言われているだけで、キセノサトではありません。
負けたからって文句を言われても困るわけですが、最近ではキセノサトとして文句を言われるのに慣れてきたみたいです。
「なんで今場所もダメなんだ」と野上に言われ、「何でかな〜」と、自分のことのように答えるようになってしまいました。

お相撲好きの方ならお分かりの通り、今場所も残念ながら横綱昇進とはなりませんでした。
で、その八つ当たりなのか、代表の服を捲くったり、セクハラめいた事を言ったりして代表への可愛がりが炸裂していた野上。
野上の攻撃から代表を守るためにも、来場所こそはキセノサト関の横綱昇進が叶いますように。

7月17日

7月17日風景

とても蒸し暑かったこの日の稽古。
稽古場の公民館のお隣で夏祭りがあったので、太鼓や音頭が聞こえる中での夏らしさ溢れる稽古でした。

今回の芝居のための体力づくり中、尋常でない汗をかいていた代表。
「この人、倒れちゃう」「水分摂って来い」と、野上が途中でストップをかけるほど、しとどの汗でした。
そう思って見ると、今回の代表の写真は痩せて見えますね。

役者さんが暑がるなか、クーラーの冷気に曝されていたのはNanaさんです。
台本と睨めっこしながら、プロンプ(セリフが違っていると修正)や音響をしてくれていました。
じっと座っての作業なので、寒い思いをしてしまったようです。

この日は、久々にシーンごとの抜き稽古でした。
シノダ氏のシツコイ指示が様々飛んでくるので、暑くなくても汗の出る稽古だったようです。

7月10日

7月10日風景

流血の事態

稽古が激しくて流血したわけではありません。
通し稽古直前、ショーコが鼻血を出しました。えッ!なんでッ!?
ビョーキではないそうです。
暑い時期はのぼせがちで鼻血が出ちゃうんだとか。
ショーコの鼻血の横で、「もったいない」と呟く野上。
彼はこの日、献血400mlしてきたそうです。葉書で献血のお誘いが来ると、行かなくちゃ、と思うらしいです。
(千葉モノレールの献血ルームは改修工事でしばらくお休みの期間があるそうですよ)
「今日は血が足りない」と言って、一日分の鉄分ドリンクを飲んでいた野上。
野上は、注入される注射は平気なのに血を抜かれる注射は怖いそうです。
献血でも針を刺される時は、「注射怖いので」と宣言し、目を背けているとのこと。
そんな事言うもんだから、毎回献血中に優しく扱って貰っているみたいです。
野上のこういうところが、シズカさんから「キラー」と呼ばれるゆえんでしょうか。

ショーコの鼻血もほぼ止まったところで、「通し稽古はじめて大丈夫ですか」と、たずねる演出シノダ。
「芝居中また出ちゃったら、いい感じでテンション上がってるな、と思うから大丈夫!」と、ショーコの鼻血を止めるのを手伝った劇団保健委員のシズカさん。(大丈夫の意味が違っている気もしますが)
幸い、途中流血も無く通し稽古ができました。一度だけ危なく出そうになっていましたが、タリ〜っと流れることを何とかこらえたショーコでした。

7月3日

7月3日風景

この日、Nanaさんが稽古に参加してくれました。
今回も照明スタッフのNanaさん。
この先本番までの期間、稽古中のお手伝いもしてくれる頼りになるスタッフです。

脚本はもうずい分前に渡してありますが、Nanaさんはそれを事前に読んでいません。
この日、「刃をのせて」と初めて出会ったNanaさん。
「面白かったです!」と言って貰い、若い世代にも通じた事を安堵する脚本家。
世代の違う方の意見は特に貴重です。

脚本家のシノダは安堵したものの、演出家のシノダはそうは行きません。
「まだお見せできる状態じゃない。」と、芝居の出来については不満だらけでした。
毎年この時期は、シノダ氏が不満を溜め込む時期です。しかも、今回は付き合いの長い役者ばかりなので、いつにも増して不満が募るらしいです。
自他共に認める温和な演出家ですが、溜め込む所が彼の怖いところです。
重々承知している役者さん、特に女優陣は、日曜以外にも集まって自主練習をしているそうです。
今回の芝居はそれほど難しいのか、シノダ氏の要求がよほど厳しいのかわかりませんが、自主練までするのは過去あまり例の無い事です。
代表の鼻の穴で喜んでいるばかりではありません。猿面の稽古は甘くないのです。

6月26日

6月26日風景

最近は通し稽古が続いています。
この日も通しを終えた面々。台本でセリフと動きを再確認中です。
代表は、稽古に関する夢をよく見るらしいです。
「ここの動きが変わったのは夢の中だったかな?」と、言い出すことがたびたびあります。
「夢だよ!」と皆に言われますが、皆が忘れていても代表だけが覚えていた現実の事だったりもします。
代表は夢の中でも稽古してるんですね。熱心です。
しかし、夢と現実がゴッチャになってしまうので、夢の中の稽古が役立っているのかどうかは疑問符がつきます。
「夢でまで稽古しなくていいから、現実世界でちゃんとやってくれ」と演出家は思ってるそうです。

そんな代表の不思議な現象を目の当たりにしたという野上。
猿面ファンの皆さまはご存知かと思われますが、代表の鼻の話題はちょくちょく出てきます。
鼻息が荒いとか、鼻の穴が膨らむとか、鼻が鳴るとか、鼻水が出ちゃうとか、風景はもちろん芝居の脚本上でも弄られるほど鼻の話題には事欠きません。
不思議な現象が起こったのは、先日の稽古でダンス練習中のこと、

代表のダンスがあんまりなので修正しようとがんばる野上。
野上 「そんなに力むから変な格好になっちゃうんだってば、」
代表 「そうか〜、そうよね〜」
野上 「もっと力抜いて!音聞いて!」
代表 「力、抜く、フニャフニャ、フニャフニャ・・」
(と、言いながら全身グニャグニャする代表。もはやダンスでは無い)
野上 「ふざけてんの!?」(やや本気。ちょっと怖い)
代表 「ふざけてません!!!」(悲しい顔。ちょっと泣きそう)

6月26日風景

この時です!
至近距離で代表の表情を見ていた野上によれば、この瞬間、代表の鼻の穴が広がったそうです。
が、いつもと違う方向に広がった〜!と、おののく野上。
興奮時は上に広がるけど、悲しい時は鼻の穴が下に広がるのか!(図1をご覧ください)
・・・どうでもいいと言えばどうでもいい事ですが、猿面としては新たな発見なので図解してみました。

この鼻の穴を見て、代表がふざけているのでない事を認めた野上。
本人はいたって真面目にやっているにも関わらず、誰がどう見てもふざけてるようにしか見えないのも代表の不思議のひとつです。

6月19日

「刃をのせて」予告動画、もうご覧いただきましたでしょうか。
メンバーによれば、好評のお声を数多く頂戴しているとの事です。
ご覧いただきました皆さま、ありがとうございます。どうぞ何度でもご覧ください。
今回は、この予告編の撮影風景をお届けします。

—困惑する人たち—
以前にもお伝えしたとおり、監督シノダはどんな動画にするか教えてくれません。

6月19日風景

テスト撮影で「回れ」と言われて回ったシズカさん。
困惑しつつもフツーに回ってみたら、「もっと美しく回れないのか?」と文句を言われました。
「どうすればいいの?」と困ってしまい、結構情けない顔になっております。
軽く振り付けされ、開き直って回ってみたらすんなりOKが出ました。

6月19日風景

「出てきたら座れ」と指示された代表。
指示はそれだけです。そう言われて困惑している姿です。
とりあえず、出てきて座ってみた代表。
なぜか一発OKだったため、更にキョトンとしていました。
編集前のこのシーンは、「何してんだ?コレ。」という映像でしたが、出来上がりを見たシノダ氏は満足していました。出てきて座っただけなのに・・・。
代表の濃い顔はパンチがあって(こういう時には)良いね〜、と褒め称えるシノダ氏でした。

今回の予告編は、時間そのものは短いものですが、撮影シーンの多さは過去最多です。
動きの多い後半は、いくつかのパターンで撮影し、どれを使うかは編集段階で決めました。
ボツになったものも少なくありません。

6月19日風景

—ボツになったあれこれ—
ショーコです。
時代劇?「まさか!!!」のシーンでボツになった写真です。
この写真でも悪くないとシノダ氏は言っていましたが、顔が隠れてないほうがいい、とのことで使われませんでした。
撮影中、その背の高さをいいように使われたショーコ。
背景にしていた布を貼ったり、押えたり、代表・シズカさん・野上の三人のシーンではカメラマンもやりました。
予告編のとおり、ショーコは芝居本編でも重要な役を演じます。

6月19日風景

飛び降りる野上のシーンです。
股を開き過ぎでボツになった映像です。
「木登りで楽しくなっちゃてる顔」だったのもボツになった理由です。
今回の撮影も市内某所でした。
撮影時、人が居ないことを祈っていたのに、この日に限って外で遊ぶ子ども達やお散歩の方の多いこと・・・
撮影衣装が和服だったため、当然目立ってしまいました。
それで走ったり木登りしたりしているので、「何してるの〜?」なんて訊いて来るお子さんも居たりして、困っちゃう猿面達。
(子どもの疑問には撮影だという事を真面目に答えました。テレビでやるの?と訊かれ、残念ながらテレビではやらないよ〜と答えました。)
コスプレではないけど、この際、コスプレってことにすれば溶け込めるのでは?なんて言いながら、極力早く終らせようと努めました。

シーン数が多いだけに、撮影風景もまだまだありますが、今回はこのあたりで。
おしまいに、この予告編でよく訊かれる疑問について。
今回の予告編を嬉々としてつくったシノダ氏。もうバレてしまったかもしれませんが、実は筋金入りの時代劇好きです。京都に行ったら太秦を素通りできない人です。
冒頭ナレーションは、少々加工してありますが、シノダ氏の声です。

6月12日

「刃をのせて」の予告編動画を公開しました!!
 最新情報ページで再生できます。是非ご覧ください!!

今回は監督シノダ氏も動画づくりをかなり楽しんでいたようです。
「刃をのせての予告なんて難しくて作れない」なんて言っちゃっていたくせに、この路線に決めた途端に楽しくなっちゃったみたいです。
これまで以上にこだわりが増したおかげで、編集は苦労しました。
かつてない路線の予告動画です。是非、お楽しみください!

6月12日風景

動画完成後は、シノダ氏の視線も厳しくなります。
予告動画で宣伝するからには、予告以上の芝居を作らなければなりません。
見掛け倒しを忌み嫌うシノダ氏ですから、予告の仕上がり具合は役者さんへのプレッシャーと比例します。
猿面のアツい夏が始まることでしょう。

6月5日

この日は、稽古開始時間より早く集まり、宣伝動画用の撮影を行いました。
午前中の雨で中止かと思われましたが、午後には撮影可能なお天気になりました。
撮影風景の詳細は、動画公開後にお届けしますのでお待ちください。

6月5日風景

そんなわけで、拘束時間がいつもより長く、撮影後は普通に稽古だったので、クタクタになったメンバー達。
シズカさんもリアルな表情でかなりお疲れの様子。
撮影も稽古もやることがいっぱいだったショーコ。
そして撮影中に眠たくなっちゃったのに、この写真では元気そうな代表。
代表とシズカさんは、いつもよりお化粧が濃いみたいです。
今回の撮影も、いつもどおりシノダ氏のナゾの指示どおりに動きまわった面々です。

6月5日風景

そして、稽古終了後に、こうなっちゃった人もいました。
撮影のための準備段階から忙しかった野上です。もうダウンです。
宣伝動画は現在編集中です。公開までもう少しお待ちください。

5月29日

『刃をのせて』宣伝用動画の構成が決まったそうです。
材料となる動画や写真は、動画監督シノダ氏の指示で撮影します。
本格的な撮影日は後日ですが、この日は稽古前に撮れる分だけ撮ってしまおうということになりました。

撮影に必要な衣装を持って来いだの、顔のアップを撮るから美人にして来いだの言われた出演者達。
いつものことですが、シノダ氏は動画の内容を教えてくれないので、どう使うのかわからない状態で指示通りに動かなくてはなりません。
一応どういう絵が欲しいのかについては、大ざっぱに説明してくれますが、なんせ擬音が多いのでよくわかりません。
今回の動画は、猿面にとって新境地らしいので、いつも以上に戸惑う役者さん達です。

5月30日風景

短時間で終るだろうと思われていたこの日の撮影ですが、意外と長引いたとのことです。
せっかく美人にしてきた女優さん達は、顔のアップを撮る前に汗をかいてしまったので、途中でお化粧直しをしたそうです。
そして、野上は「大丈夫か?」と言うほど汗ダラダラになっていたとのこと。

この日は、ショーコも写真撮影がありました。
シノダ氏がショーコに指示したのは、この衣装。・・衣装?ジャージですね。
どんな動画になるのでしょう?

5月22日

この日も体力づくりからスタートした稽古。
代表の腹筋はあれからどうなったのか。少しはマシになったのか。
「腹筋のやり方を変えたよ!」と自信ありげな代表。
「どれどれ、やってみて」とメンバー達に言われ、ニュー腹筋運動を披露した代表。

5月22日風景

「これはスゴい!!」と、驚く野上。
えっと、代表の腹筋がスゴイというのではなく、お腹のお肉が・・・この体勢だと芸術的な造形だったそうで(ご想像ください)・・・ある意味衝撃的なので写真はモザイクにしました。

「スゴい〜、スゴい〜」と面白がる細腰の野上。
悪気はない?そうで、好奇心を刺激されこの未知の物体を子どものように触りたがりましたが、”触ったら殺す”とばかりに拒否されました。

「ダメよ!!それを触ったら!世の女性を敵に回すわよ!」と、シズカさんからも厳しく止められました。
そして、代表の腹筋が発達したのかどうか、シズカさんが確認してみることに・・・

5月22日風景

シズカさん、代表のお腹を触りました。と言うか、掴みました。
野上にはダメだと言ったのに、こんな具合にムンズと掴みました。
「だって、腹筋まで到達するにはこの部分が邪魔なのよ。」と、シズカさん。 「なんか、今、肉をどけられた」と、代表。
代表の肉の話ばかりしていると劇団の品格を疑われるから、もう止めよう止めようと言っているのですが、どうしてもこの話題になってしまいます。
代表は毎回稽古で嫌がりつつも、体型についての(面白い)アピールをしてくるのがその原因のひとつだそうです。

5月15日

筋肉痛

5月15日風景

先週の稽古翌日、もの凄い筋肉痛に見舞われたという代表とシズカさん。
稽古での体力づくりが原因です。
演出からの依頼を受け、野上が指導しています。
武道をやっている野上に言わせれば、「軽い準備体操程度」の運動とのことですが、初体験の代表とシズカさんにとっては、 かなりの運動だったようです。

「こんな所が筋肉痛になったの〜♪」と、喜びのメールを野上にしたというシズカさん。
野上は筋肉痛の何がそんなに嬉しいのかわからず、返答に困ったそうです。

この日の稽古でも、その体力づくりは行われました。
前回より難しい動きにも挑戦しました。
「今回はきっとここが筋肉痛になるわ〜♪」と、なぜか嬉しそうな代表とシズカさん。
この芝居のための体力づくりではありますが、お年頃の二人は、「この調子で続ければ身体が引き締まる」のを期待しているようです。

猿面史上、ここまでのウォーミングアップはなかったと思います。いったいどんな芝居なんでしょう。

5月8日

伸びちゃった。

5月8日風景

野上の髪が伸びています。
過去最長ではないでしょうか。(役で女装のカツラは含まず)
伸ばしているのでしょうか。
散髪に行くのをサボっているだけなのかわかりませんが、

「まだ切らない」
と、本人は言っています。
今回の芝居と関係があるのかも知れません。
しかし、前回の狸穴荘も女装シーンがあったので、今回女装は無いはずです。

『刃をのせて』もどんな芝居なのか明らかにしないまま、稽古風景が続いております。
そろそろ宣伝動画の企画が始まる時期ですが、どう作るか、シノダ氏も頭を悩ませています。
猿面の宣伝動画はこれまでも公開してきましたが、「宣伝する気があるのか?」と言う位、内容がわからない作りばかりでした。
今回もいつにも増してナゾが深まる動画になるだろうと予想されます。

5月1日

5月1日風景

今回の稽古風景は、私代表が担当です。

今日の稽古も抜き稽古でした。
本編の稽古に入る前に、恒例のダンス練習のときのこと。

私 「なんかみんなと違う」
皆 「どこ?」
私 「ここ」
→写真の状態 確かに皆と違いました。
私 「みんなと、ひじの曲がる方向が逆」

なんて口にしてしまったものだから、みんなから笑われるわ呆れられるわ。
関節が曲がる方向は、みんな一緒です!
そりゃそうですよね。

でもぱっと見た目、あれ?って思いませんか?

ここのところ、私のことばかりですみません。
他のメンバーもいろいろあるんですが、作品のネタバレしそうなことが多くて、なかなか話題に出来ません。
でもそろそろ、「また代表ネタ〜?」って声が聞こえてきそうです…。

以上、代表による風景でした。
ぱっと見た目、あれ?って・・・のくだりが、何があれ?なのか、よくわかりませんが・・・これが皆を幻惑する代表マジックなので、気にしないでください。

4月24日

4月24日風景

この日のシズカさんです。
イライラしてます。ホントにイラッとしている顔です。
「温厚な私がどうしてイライラしていたのか、ちゃんと理由を書いてよ!」
と、釘をさされたのでちゃんと書いておきます。

いつもの事?ですが、シズカさんのイライラの原因は代表です。

4月24日風景

このところ、稽古開始前に必ずといっていいほど代表の衣装についての話し合いになります。
実は先週の稽古で、代表の衣装は決まり!と、なったはずだったのです。
一点のみ、演出から付け加えるように言われたアイテムがあっただけで、代表にしては珍しく早い段階で決まったハズだったんです。
ちょっと追加すれば完成だったのに、
「これはどうかしら〜?」と、何故かまったく別の洋服を持参した代表。
さんざん皆で検討したこれまでの日々はなんだったんだ!
その服を変更したら、殆ど”全とっかえ”じゃん!

それでも付き合う優しいメンバー達。と言うか、演出がそれをお気に召してしまったので、
「じゃあ着てみなさいよ」となり、着替える代表。
そしてズボンをはき替えた後、チャックが全開だったのを、言わなきゃいいのにシズカさんに報告。

代表  「見て見て、開いてた〜♪」
シズカ 「なんで私に嬉しそうに言うのよ」
代表  「だって、今着替えてるところ、見られてたと思ったから〜」
シズカ 「見て無いわ!そんなもの!」

これで、シズカさんのイライラスイッチがONしました。
代表はいつも服を脱ぐと裏返したままです。そして、表にかえす事をせず、そのまま無理クリ着ます。
「そういう着方をするから、ホツれたり切れたりするのよ!服が傷むでしょ!」と、これもシズカさんに叱られます。

このときも、まず一発目の着替えでそれをやり、叱られた代表。
その後、インナーのとっかえひっかえをしましたが、その都度、
「あ、ちゃんと表にかえさなくっちゃ、また怒られちゃうからネ」
といちいちシズカさんの視線を気にしながら、ひっくり返しもっくり返し着替える代表。
そんな様子を遠巻きに眺めるシズカさんの周りに「イライライライラ」という文字が見えてしまったという野上。
彼は彼で、今日もハシタナイ代表を見せ付けられ、女性への幻想がぶち壊されたらしいです。

4月18日

今回は写真のみの風景です。この日の稽古中、出演者それぞれの表情です。

4月17日風景
4月17日風景

4月17日風景
4月17日風景

4月10日

この日も、まずはダンスの練習からスタートでした。
どうしても代表の腰周りが気になるらしい野上。
鏡に向かい、代表の腰と自分の腰を比較し、「すごいなあ、」と感心していました。
「やめてよ!」と言いつつも、怖いもの見たさで自らも野上の隣に並んでみちゃう代表。

「ほぼ同じモノ(内臓)が収まっているはずなのに、こうも違うか」とか、
「2倍あるとは言えないけど、この差は結構なものだ」とか、
「何が入ってるんだろう」とか、皆からも散々比較されていました。

4月10日風景

しかし、意外にも実は日頃から腹筋運動をしているという代表。
「ウソだ!この腹でそんなはずはない!」と、野上。(相当ヒドいヤツですね)
事実確認のため、代表のいつもしている腹筋をやってもらいました。
見た目は腹筋運動になっていました。
これが出来ているのに、なぜそんな腹なんだ?
と、今度は皆からお腹を触られる始末。
なぜか腹筋の存在は確認できませんでした。
腹筋に力入れろ、と言っても、その触感に変化は見られません。
見た目は腹筋運動だけど、実は違うところを使ってるんじゃないか、と疑われていました。
自称運動神経の無いショーコにまで、「あたしでも力を入れればお腹が硬くなるのに」と言われてしまいました。

腹筋に関しては豪語していたショーコですが、この日の稽古は、彼女のキャパを超えるモノだったらしいです。
稽古終了後に、なぜか雄叫びを上げていました。彼女を奇行に走らせるとは、どんな稽古だったのでしょう。

4月3日

この日は、シーンごとの抜き稽古でした。
演出からの細かい指示がいちいち飛んで来るので、役者さん達はいちいち必死になります。
今回の芝居に出演するのは、猿面劇団員のみです。ゲストはいらっしゃいません。
主要な役は、古くからのおなじみのメンバー達が占めています。

なので、シノダ氏に一切の遠慮はありません。
本腰の演出がスタートしました。
頭と身体を酷使しながらの稽古をよろこぶ(?)役者さん達でした。

4月3日風景

今回の芝居は、稽古開始当初から怪我しないようにと注意がされています。
最近のシズカさんの稽古着は、このタイツです。
筋肉をサポートするタイプのものです。怪我の防止でしょうか。
ショーコから流れてきたタイツです。ショーコの身長にこのタイツは足りなかったので、シズカさんに回ってきたんでしたっけ?
昨年、肉離れしたシズカさんにとって、ふくらはぎ保護に打ってつけのタイツ。
役柄に合っているかといえば、合っていませんが、まずは健康第一です。

3月27日

こんばんは、野上です。

前回の風景の通り、今度の芝居もダンスがあります。
毎回ですが、代表にダンスをやってもらうのは大変です。
「なぜ、そうなる?」という動きになってしまうからです。

3月27日風景

センエツながら僕が見本でやってみせるのですが、真似してくれません。
「僕、そんな風にやってます?」と聞きたくなります。
ちょっとくらい真似してくれてもいいのに、と思います。

この日の稽古でもダンスの練習をしました。
今回のダンスは、見た目は軽いテイストなんですが、動きはキツイです。
振りを覚えるまでは、これまでのダンスに比べればチョロいと思っていましたが、甘かったです。
実際踊ってみると、息切れする激しさです。

芝居の稽古は、通し稽古でした。
あるシーンで、代表と接触した際、鼻の穴に指を突っ込まれました。
なぜ、そうなるのでしょう?
どうやって防御すればいいのかわかりません。

3月20日

この日は、珍しく稽古がお休みでした。
劇団員による風景は一回お休みさせていただき、次週から再開します。

そこで今回は、『猿面今昔物語』をお届けします。

今回の芝居でも、恒例(?)のダンスがあります。
これまでの風景では、この記事はありませんが、実はかなり前からダンスの練習もしています。
これまでの猿面でのダンスシーンについて振り返ってみますと、

2004年・第6回公演でシノダ氏が脚本を書くようになってから、ダンスがなかったのは、第8回公演の「Blood・Blood」のみです。(第7回公演は、既成台本)
シノダ脚本には、ほぼダンスシーンがあります。
当初は、野上が(多少の経験と、運動能力を買われて)主に担ってきたダンスですが、第9回「チェリーの事情」でシズカさんもダンスをやりました。
そして、第11回「しあわせ占い」では、代表もダンスに参加。人様にお見せできるのか、大分危ぶまれた代表のダンスでした。

その後、第12回・第13回は、「チェリーの事情」連続公演。こちらは、野上のオカマバーのシーンがあったため、ダンスが多い芝居でした。

そして、第14回「放課後のカゲ達」で初の群舞がありました。

3月20日風景

こちらは当時の写真です。
楽日の本番直前のダンス練習。
毎回ダンスに苦労する代表も頑張りましたが、何を踊っても女将さん風になってしまったり、演歌調に見えてしまったりします。
負けず嫌いは天下一品のシズカさんは、毎回ダンスにも果敢に挑戦します。

前回公演「狸穴荘奇談」では、野上と二人でダンスをすることになった代表。

3月20日風景

野上と同じ動きのはずなのに、何か違うと皆から言われ、苦労を重ねました。
写真は、そのときの練習中のものです。
なぜシノダ作品には、ダンスシーンが出てくるのかについては、第16回(狸穴荘奇談)劇場風景”カラオケの話”で触れています。

今回の「刃をのせて」では、どんなダンスをやるつもりなんでしょう。
次週の稽古風景担当の野上くんが何か教えてくれるかもしれません。

3月13日

ホワイトデー

シヨーコです。
野上くんから「ホワイトデーだから」と バレンタインのお返しを頂きました。

3月13日風景

「ステキで美味しそうですよ」と野上くん。

これを聞いて、開けずにガマンできる人はいるのでしょうか?
私はできません。(多分、)今日、お休みのNaNaさんへはシズカさんが届ける話をしてる間に「開けていい?」と聞きながら返事も聞かず、開けてみました。

なんてステキで美味しそうなんでしょう!

3月13日風景

これを見て、食べずにガマンできる人はいるのでしょうか?
私はできません。
大きく「ア〜」して口へ運ぶと美味しい雰囲気が近づいてきて「ン」をしようとしたら、シズカさんに腕をつかまれました。

「飲食禁止」
今日ばかりは、早く稽古が終わればいいのに、と思いました。

3月6日

稽古風景、今週の担当はシズカです。
わけあって演出家が不在だった今週の稽古。
演出家がいないからと言ってダラダラなんてしません。
アップもそこそこに芝居の稽古を始める役者たち。 なぜなら、演出の居ぬ間に確認したり、やっておきたいことが山ほどあるからです。

今回の芝居は日常会話の中であまりなじみのない言葉がいくつか出てきます。
今、苦労しているのはそのイントネーションです。まあ、主に苦労しているのは代表なのですが。
お客様が、耳で聞いて正しく言葉が伝わらないといけないので、言葉のイントネーションについては各役者、細かく修正されます。

いくつも正され頭が混乱する代表。何が正しいのかわからなくなっている様子です。

突然、
「コマンドー!○○○(セリフの中の言葉)!コマンドー!○○○!」と連呼。

3月6日風景

どうやら○○○のイントネーションがコマンドーと同じなのでそれで覚えようとしているみたいです。
(ちなみに○○○はコマンドーとは似ても似つかない言葉です)
最初にこれを聞いた時はさすがの演出家も大笑いしていました。

今週も代表の「コマンドー!コマンドー!」が稽古場に響き渡ります。
優しく指導するショーコと、いつか本編で○○○の代わりにコマンドー!と言っちゃうんじゃなかろうか・・・と 心配気味の他のメンバー。
日本語ってやっぱり難しいらしいです。

以上、シズカさんからでした。
コマンドーという日常とかけ離れた言葉とセリフを紐付けするのは、代表ならではのやり方ですが、果たして功を奏するのか。
この日、演出家が不在のわけは、風邪でダウンしていたからだそうです。
鬼の居ぬ間の稽古の成果は、次週、「コマンドー!」も含めて鬼が確認することでしょう。

2月28日

2月28日風景

稽古風景、劇団員シリーズ。
トップは私代表からです。

稽古が始まる前、私が(劇団掲示板で)コメントに書き込んだ「胴囲」について話題になりました。

みんなから、
「普通は使わない」
「管理人さんは稽古風景にウエストって使ってるのになんで?」
「男性的」
「健康診断みたい」
など、いろいろ言われ、シズカさんはご丁寧に胴囲の意味を調べたとか…。
でもでも、ショーコは、お裁縫の型紙には胴囲って使うって言ってました。

コメントを見て「んっ?」って思った方もいらっしゃったかしら。
失礼しました。
日本語って難しいですね〜。

以上、代表からでした。
ウエストのサイズを『胴囲』と表現した代表の言語センスに関するお話でした。
掲示板での書き込みに、団員から総ツッコミされるのは、代表によくあることです。
そして、この日の稽古でも代表の『胴』と『腰』の頼もしさが話題になっていたそうです。

2月21日

この日の稽古では、芝居後半からラストシーンまでをやりました。
セリフ覚えの締め切りは過ぎているので、もう覚えているはずですが、まだスムーズとはいえないようです。
セリフに詰まり、「あ!」とか「う?」とか言いながら、動きを決めつつ進めました。

そして、小道具や衣装の準備も進んでいます。
今回の衣装も手作りがあるそうです。
野上工房にも数点の発注がかかっています。

2月21日風景

そのために代表のウエストのサイズを確認したそうですが、
「わかんないわよ、大きめに作ってよ」と教えてくれない代表。
この場合、教えるべきだと思うのですが、かたくなに拒む代表。
このままごまかして逃げ切るかと思いきや、ショーコがメジャーを持っていました。
メジャーを常備しているショーコの不思議は置いといて、よってたかって代表のウエストを測定。

服の上から代表のウエストの位置を確認する一同。
「どこがウエストだ?」などとひどい言葉を浴びせられ、野上くんにまで腰骨を触られた代表。
衣装を準備する時、役者はあくまで素材として扱われるため、一般的にはありえない仕打ちも猿面ではいつものことです。

2月14日

今日はバレンタインデー。
稽古日がちょうど14日に当たったのは、2010年以来です。
去年と比べると出演者が少ないため、少人数のひっそりしたバレンタインデーでした。

2月14日風景

今年もNanaさんとショーコから手作りスイーツを恵んでもらった野上。
Nanaさんからはチョコの掛かったクッキー、ショーコからはハチミツ入りのマフィンでした。
野上、今年こそ義理以外のチョコを貰えたのか?
そこはわかりませんが、とにかく甘い物が好物なので毎年バレンタインデーは嬉しそうです。

2月14日風景

Nanaさんからは女優さんたちにもクッキーが届きました。
みんなで仲良く分け合いました。ごちそう様でした。

さて、この日はセリフ覚えの締切日でした。
ショーコは、マフィンを焼く間もセリフと格闘していたそうです。
通し稽古では、演出家の厳しいチェックが入ります。セリフの微妙な言い違いも許してくれません。
前回と同じ言い違いをしようものなら、そこも指摘されます。
甘くない稽古が続いています。

2月7日

まだ寒いこの時期ですが、役者さん達は汗をかくほど稽古で暴れています。
この日も立ち稽古です。
後半部分まで進んでいます。あとひと山、ふた山越えるとラストシーンに到達します。
セリフを全部入れる締め切りが来週に迫ってきました。

締め切りに追われて、胃が痛くなっているショーコ。必死に覚える日々が続いています。

2月7日風景

そして、代表。こちらもまだまだ必死です。
セリフ覚えのみならず、アクセントも怪しくなり、さらには野上の役名すら言えなくなるほど 舌が回らなくなり、とうとうこんな顔で中断。

「逆ギレですか?」
と野上にイジられていた代表。
セリフが上手く言えないからってふて腐れてはいけません。
過去の稽古風景にもありましたね。セリフが言えずに逆ギレする代表のお話。
本人はキレてない、と弁明するでしょうが、なぜかそう見えてしまう代表なのでした。

1月31日

演出家の予告どおり、この日は長台詞が連続するシーンまで稽古を進めました。

1月31日風景

セリフ覚えがいいと言われているシズカさん。
今回もまずまずのスタートを見せています。
しかし、この日はお口が回らなくなってしまい、何度もズッコケていました。
セリフが完全に入っていない時期には、シズカさんの噛み噛み現象を見ることができます。
シズカさんにも苦手な単語や言い回しがあるそうで、代表に負けず劣らずの「何語?」が出ちゃいます。
今日もこんな顔で苦しんでいました。

そんなシズカさんを面白がっている野上。
野上は、セリフ覚えで苦労しているところをあまり見せた事がありません。 天性なのか、実は凄い努力をしているのか、単にセリフの少ない役が多いのか?
セリフ量はどうでも運動量は間違いなく多い野上。いつにも増して身体を鍛える事に燃えています。今回はそういう芝居だそうです。

1月24日

立ち稽古が始まりました。
ページ数の少なくない今回の台本。
当初、鬼の演出家は今月中に(約二週間で)全部覚えろと言っていました。
が、仏心もある人なので、「立ち稽古をやると予定したシーンまでは覚えてきてね。」と、ちょっと甘くなりました。

1月24日風景

シノダ氏、本心では「役者がセリフを貰ったら、喜んでサッサと覚えるのが当たり前。」と思っているそうです。
それでも、セリフ覚えの早さは個人差があるのを知っているので、たとえ役者のセリフ覚えが悪くても、ジッと辛抱できる人です。
しかし、ジッと待ちすぎて辛抱できなくなる時が来たりもします。
そうなると爆弾が落ちます。
「稽古にならない、信じられない、セリフも覚えられないなんて役者じゃない、年取って記憶力が低下したのか、いい加減にしろ、迷惑極まりない、」
などなど、ひどい言葉の数々が投下されます。

で、今回の風景はこちら。ショーコと代表。
必死です。必死で覚えています。
奥で笑っているシズカさんは、余裕なんでしょうか。
(前回の芝居で日本語禁止だったので)日本語のセリフを喜んでいる野上くんは、すでに最後まで覚えたみたいです。

次回の稽古は長台詞のシーンに突入します。役者さんは、自宅でブツブツ言いながら覚える日々が続きます。

1月17日

お待たせいたしました!第17回公演・稽古風景スタートです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回の題名は、『刃(やいば)をのせて』です。

1月17日風景

またしても内容のわかりにくいタイトルです。なんなんでしょう。
タイトルと、この稽古風景の背景から想像してみてください。
背景画像はやたら暗いですが、怖いお話というわけではありません。

新作のため、いつもの事ながら芝居の内容を明らかにする風景は難しいと思われますが、どうぞお付き合いください。

この日の稽古は、役者さん達が待ちに待っていた台本読みでした。
ようやく脚本を手にしたメンバー達。
この日は、出演メンバーにとって、新たな役との出会いの日でもありました。それぞれにとって新境地の配役です。

1月17日風景

稽古初回、演出からの指示は、
来週からは立ち稽古なので、全体のほぼ半分までセリフを覚えてくる事。
そして、今回の芝居では稽古前のアップ→特に準備運動をしっかりやる事、ケガをしないように注意する事、でした。

セリフ覚えの締め切りが早いのは、”セリフが多い”ということですね。
準備運動の重要性とケガに関する警告があったと言うことは、”身体を張る”ということですね。

今回の『刃をのせて』、いろいろ心して臨まなければならない芝居のようです。
猿面が挑む新たな世界。どうぞご期待ください。

◆2015年稽古納めの風景◆

12月20日

この日、今年の最後の稽古日でした。
次回公演は新作にするか迷っていたシノダ氏が、新作を書くことに決めたそうです。
シノダ氏は、年末年始の休みを使って一気に脚本を書くのが常です。
新作の台本は、年が明けるまで待つしかないメンバー達。

そんなわけで稽古することもないけど、稽古が無い日曜日をどう過ごしていいのかわからないメンバーもいるし、 今年一年の締めくくりなので集合。
軽く運動して身体を温めてから、毎年恒例のクリスマス会をやりました。

一人300円のプレゼントを持ち寄り、プレゼント交換もしました。
来年は申年で巷には猿グッズが出回っていることもあり、猿がらみのプレゼントが数点ありました。
なぜ当劇団は「猿面」なのか?実はナゾだったりします。
申年の人が多いとか、猿が好きとかそういう理由でないのは確かです。

理由はわかりませんが、せっかく「猿面」なので、来年は干支に便乗して特にいい年になるようにと願いつつ、2015年の稽古を終了しました。
今年も一年ありがとうございました。来年2016年も「劇団猿面」をどうぞよろしくお願いいたします!

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