劇団猿面劇団猿面第14回公演 劇場風景

STAGE14

「放課後のカゲ達」
2013年11月9日/10日

↓ END


猿と影

いらっしゃいませ。
このページでは、2013年11月公演の小屋入りから公演当日の様子をお届けします。
出演者・演出の公演後記もあります。どうぞごゆっくりご覧下さい。

仕込み風景 公演ウラ話 公演後記 舞台写真


仕込み風景

11月5日 火曜日の仕込み

5日火曜日から劇場での公演準備を始めました。
本格的な仕込みは公演前日の金曜日ですが、火曜日の仕込みは照明を中心に行い、音響の作業も進めました。
参加可能なメンバーが集まり、まずは使用する照明器具の用意を開始。

5日仕込み5日仕込み
代表・野上コンビがサス(写真のライト)の担当です。
女帝ぶりを発揮する代表と、その代表を「綾ちゃん」呼ばわりして転がす野上。
お互いボケたり、突っ込んだりしながら作業を進める二人。


5日仕込み

こちらはショーコと久里子さんのコンビ。
今回女優デビューの久里子さんにも仕込みのアレコレを覚えてもらいました。

久里子さんは、前回の公演で裏方として参加していましたし、今回は役者として劇場での稽古も経験しました。
劇場内は思いのほか埃っぽいことや、怪我につながる危険が転がっていることも、既に承知しています。

この日は劇団員の指導の元、ライトの扱いにも挑戦した久里子さん。
役者としてだけでなく、動けるスタッフとしての活躍も期待されています。


5日仕込み

そして、照明仕込みの親分シズカさん。
今回も演出シノダの希望を叶えんと奮闘しました。

舞台照明の色合いにコダワリが強いシノダ。
シノダは客席から注文を出してきますが、そのほとんどが擬音です。
彼は独創的な擬音でイメージを伝えてくるため、慣れていないとその意味がわかりません。
シズカさんはシノダの難解な指示を理解できるので、微妙な調整もお手の物です。


11月8日 小屋入り

公演をご覧いただいた方はご存知の通り、今回の舞台セットは極度にシンプルでした。
いつもなら大荷物を運ばなければならない小屋入り当日ですが、珍しく荷物の少ない今回。
前回のチェリーPart2は、家具やプラダンなどの大物に加え、衣装も相当数だったため、それと比べると物足りなさすら感じるアッサリした搬入でした。
「荷物が少ないのは助かるけど、なんだか忘れ物をしているような気がする」と、不安になる団員たち。

照明音響は火曜日に仕込みを終えており、大工仕事も必要なかったため、時間的にもかなりの余裕がありました。
いつもなら小屋入りの日は朝からフル稼働で準備し、時間との戦いでゲネに突入するのですが、今回は途中に休憩を挟むこともできました。
「こんなに余裕があるなんて夢のよう」なのに、なんだか不安になる団員達。苦労しないと不安になっちゃう貧乏性な人たちです。


強力なスタッフ①

蓄光テープ(暗闇で光る目印のテープ)職人の希美ちゃんと、受付嬢なのに毎回仕込みにも呼び出されるマツ。

仕込み

役者としての準備にも追われる団員が見逃しがちになる部分にも目を配ってくれる、頼りになるスタッフの重鎮マツ。
公演前の現場に、安心と癒しを与えてくれる存在です。
毎公演、ゲネをマツに観てもらいます。
シノダは、必ず彼女に感想を聞きます。
穏やかなマツですが、観客の目線で率直な感想を言ってくれるため、シノダにとっても貴重な欠かせない人材です。

そして、劇団員の希美ちゃん。
自身の仕事の関係で、今は公演スタッフに甘んじていますが、いつか猿面の女優として舞台で輝く夢を抱き、野望に燃えています。

猿面を心から愛してくれている希美ちゃん。
役者が暗転中に迷子にならないように舞台上の目印テープを貼ってくれるのは彼女です。
そして、場内の案内係としても大活躍。お客さまを親切丁寧にご案内してくれました。
お客さまからの評価も高く、某劇団関係者から「うちでもやって欲しい」との声が出るほどでした。

以前公演後の打ち上げの折、酔っ払った勢いで野上に絡んだ希美ちゃん。
今回の打ち上げでも酔っ払い、シズカさんをトイレに連れ込んで絡んだみたいです。それもこれも劇団を愛するが故の不埒です。


強力なスタッフ②

仕込み

今回は音響オペと各種の仕掛け作りを担当した丸ちゃんと、舞台裏でいろいろやっていたショーコ。
二人とも今回は役者ではなく、裏方として活躍しました。

丸ちゃんは照明オペの経験はありますが、音響は初めて。
ここぞといういいところで音が入れられるかどうかは、役者としての資質が関与するところです。
今回の音響はタイミングが難しい所が多々ありましたが、センスの良さを発揮しました。
日曜大工の腕を発揮して、仕掛けのアレコレも丸ちゃんが作りました。野上工房との合作もあったとか。

一方ショーコは、舞台裏の下手上手を移動しながら、仕掛けを操っていました。
お客さまに見つからないように、実はいろいろ働いていたショーコです。

芝居は役者だけのものではありません。彼らの力が役者を舞台に押し上げてくれています。


仕込み

ゲネを終えても、余裕があった猿面たち。明日に向けて、もろもろ調整する時間もありました。
後片付けに慌てることもなく、落着いた心持で明日の初日を迎えられる一同。

喜ばしいことではありますが、まったくもって異例な解散風景でした。


公演ウラ話

11月9日 初日

初日、朝9時前に劇場裏に集合。今年の初日も晴れでした。
猿面車は、いつもどおりくっつき合って所定の位置に。

初日
センターの搬入口が開きました。
今回も舞台上は土足禁止だったため、みんな入口で靴を脱いで劇場内へ。


初日

ド派手なピンク色で登場した井上さんに驚く一同。
しかも自転車。

公演の合間、自転車好きのMASAHIKOさんを交えて自転車で盛り上がっていた男性陣。

乗りこなすのが難しいMASAHIKOさんの自転車に血が騒ぎ、ちょっと挑戦してみた井上さん。
以前、公演の合間にこの自転車で遊び、女優陣をハラハラさせた過去がある野上。
「怪我したら大変だからダメ!」と禁止されてしまったので、この時は指をくわえて言いつけを守っていました。

丸ちゃんにいたっては、この自転車が気に入り、自分でも買っちゃったらしいです。

立派な看板

初日

初日の朝に看板を表に出します。今回の看板はこちら。弱小劇団・猿面には身に余るほど立派な看板。
今回もMASAHIKOさんがチラシを元にシートを作ってくれました。
マツと希美ちゃんが板にはり付けて、立て看板が完成。

初日

初日

ポスターや受付に飾ったプレートも、MASAHIKOさん作です。
どれも宣伝効果抜群のプロのお仕事。
特に看板は、猿面を知らない道ゆく人の目も引いてくれました。MASAHIKOさんは、「もう劇団員なんじゃないか?」というほど毎公演、多大な貢献をしてくれています。

そして、今回のカーテンコールで会場を大いに盛り上げたあのグッズも、MASAHIKOさんの作品でした。


初日の受付嬢は、すっかり土曜公演の顔になったTakaちゃんとMaiちゃんです。

猿面にとってありがたい協力者であり、猿面ファンでもあるお二人。
希美ちゃんと協力して公演を助けてくださいました。
今回の芝居も交替で観てくれて、楽しんでもらえたようです。

スタッフたちがお客さまをお迎えする準備を進める間、役者たちは最終ゲネを開始。


13:30開演

さあ、カゲ達の世界が始まります。
劇場にカゲ達が飛び出して行く時間がやってまいりました。


裏話

初出演の二人

客演の井上健太さんと新人劇団員としてデビューを飾った久里子さん。

井上さんは、稽古風景でもご紹介したとおり、劇団遊機化学さんを主宰され、俳優としても遊機化学さんの顔として活躍されている方です。
経験のないダンスや歌などにも果敢に挑戦され、今回の公演を盛り上げてくださいました。

井上さんには、他劇団の中でご苦労も多かったことと思いますが、猿面は井上さんが今回ご参加くださったことに感謝しております。
一緒に芝居をつくってきたこの数ヶ月は、団員たちの胸に残る時間となりました。
同じ千葉で活動する劇団として、劇団遊機化学さんの今後のご発展をお祈りしております。

そして!猿面のニューフェイス・桜 久里子さんです。姓はサクラ、名はクリコ。ついに出ました、久里子さん。

裏話

衝撃のデビューと言ってもいいのではないでしょうか。
初舞台にも関わらず、堂々とした役者ぶりでした。
さすが大人の女性です。人生の経験がものを言います。
その安定感と落ち着きには、シノダも太鼓判を押していました。

今回はデビューということもあり、久里子さんの個性に合わせて脚本が書かれました。
見事期待に応えたチャーミングな”クマ子先生”は、お客さまからも大人気でした。
芝居をやりたい情熱から、勇気を出して猿面に飛込んできた久里子さん。
舞台上では笑顔がひときわ輝いていました。

しかし、なにせ猿面の演出家はドSです。
色々仕掛けてくるに違いないので、この先は、個性に合った役ばかりというわけにはいきません。
(他の役者も味わってきた成長のためのムチです)
演出家の手加減もなくなることでしょう。

猿面で鍛えられていく今後の久里子さんに
どうぞご期待ください!


初日20:00過ぎの様子

昼・夜公演とも無事に終了。土曜受付嬢たちに御礼の挨拶の後、明日の確認をする一同。


11月10日 楽日

早くも最終日の朝。
予報では雨とのことだったので覚悟していましたが、パラつく程度のギリギリの曇り空でした。
楽日の風景は、動画版劇場風景でもお届けします。

楽日

こちらは、照明係のタエちゃんの席から見る光景。
今回の隠し玉だったタエちゃん役を演じたのはNanaさんです。
隠していたので、パンフにも役名は載せていませんでした。

今回は照明オペをしながら、タエちゃん役として台詞まで言わされちゃったNanaさん。
当初、照明席は足元を板で覆って隠す予定でした。ですが、Nanaさんが椅子に座って脚をブラブラさせている様があまりに可愛いので、シノダの気が変わり、足元を見せるようにしました。

Nanaさんは、小学生の頃から志願して猿面を手伝ってくれています。
常連のお客さまは、小さな女の子が受付に立っていたのをご記憶ではないでしょうか。

その「Nanaちゃん」が、こんなに大きくなってプチデビューをした今回の公演。
古参の劇団員は、その成長が嬉しく、泣けてくるというものです。
しかも、役の通りしっかり者のNanaさんは、初めてだった演技もしっかりやり抜きました。
照明オペでも、全公演を通して絶妙なタイミングを見せてくれました。
シノダの注文にも「はい!」と清らかな声でお返事をして、一度言えばその通りに出来る子です。
大人も見習わなければならない理解力と実行力。
滅多に褒めないシノダも、Nanaさんに限っては褒め言葉を惜しみません。
物事の出来不出来ではなく、物事にあたる時の彼女の素直で真摯な姿勢をシノダは評価しています。


愛車に猿面

楽日楽日

愛車に猿面ステッカーを貼った野上とシズカさん。丸ちゃんもつられて貼りました。
「猿シール、車に貼りたいな〜」と野上が呟いたところ、
MASAHIKOさんがこんなカッコイイのを作ってくれました。
こうなると、願いを叶えてくれる魔法使いのようなMASAHIKOさん。
掲示板にもありましたが、野上は小屋入り前にこれを貼ってもらって大喜び。
「この車で事故ったらタイヘンだ」
と、一層の安全運転(野上の運転は意外に慎重。無事故無違反更新中)を誓ったようです。


開演直前の様子

楽日

開場後、客席のざわめきを上手袖で聞いていた役者たち。
楽日は特に賑やかに聞こえた客席の声。
前回公演では予想を上回るお客さまのため、パンフが足りなくなるという事態が発生しました。
今回のパンフは、そんなことのないように十分用意していたものの、初日の入りも良かったし、場内も賑わってくるしで、だんだん不安になってきた代表。
袖で待機する間、そればっかりを心配していました。(パンフはギリギリ足りました)

今回の客入れの音楽は「青春の一曲」でした。みんながそれぞれの一曲を持ち寄りました。
曲の順番はシズカさんに任されていました。なつかしい曲を聴きながら、開演を待っていた一同。
緊張をほぐすためか、テンションを上げるためなのか、曲に合わせてヘンテコなダンスを踊っていました。


13:30開演 猿面の世界にやってきてくれたお客さまとの大切な時間が始まりました。

楽日


代表のみならず

いつもなら、ここいら辺りで代表のオモシロ写真が登場するところですが・・・今年はこちら!!
ジャン!!

代表には見慣れていますが、シズカさんまで・・・かなり豊かな表情になっています。
しかも横並び、ダブルでこのありさま。これが当劇団自慢の看板女優の二人。
パンチがありますでしょ。


楽日

翻弄される女・代表

今回キャリアウーマンの役を演じた代表。
バッチリメイクで、タマコ役に挑戦しました。
「タマコを演じるには、いつもの眉毛じゃダメだ!」というシノダ。
代表の眉毛へのダメ出しは公演直前まで続きました。

タマコは女王様気質の設定です。
代表のチャームポイントでもある太い眉ですが、その眉では人の良さが出てしまうからダメだ!とシノダは譲りません。
ついには「全部剃ってしまえ」とまで言い出しました。

「こんなに細くしてるのに〜、まだダメ??」
と、困惑しきりの代表。
シズカさん、久里子さんのアドバイスも受けました。で、結局は絵が得意な野上が代表の眉を描くことに。
(以前のオカマ役の際、メイクを研究した経験もあるしね)
「なんで俺が〜?」と言いながらも描画する野上。男子楽屋で代表の眉毛が完成しました。


楽日

小回りのきく女・シズカさん

不幸担当女優のシズカさんは、今回、フツーの主婦の役を演じました。
切れのある動き、鋭いツッコミ。
これまでにないコミカルな一面を見せたシズカさん。

不幸担当と言われ続けてきたせいもあるのか、ユリを演じるにはそれなりの苦労もあったようです。
しかし、貪欲なシズカさんは今回も役に食らいつきました。
本人が志願してシノダに書いてもらった今回のユリ役。
苦労も楽しみのひとつに変えて演じていました。

前回の公演後、次はどんな芝居がやりたいかシノダに聞かれ、
「みんながたくさん笑顔になるような芝居がやりたい」
と、答えたシズカさん。
彼女の望みどおり、舞台上も客席も笑顔がたくさんの芝居ができあがりました。


楽日

息切れする男・野上

実際、息切れしていた野上。
このシーンでは、初めてマイクを装着して踊りながら歌いました。
野上は、これまでの公演でもダンスや歌をこなしてきましたが、歌と踊りを一緒にやることはなかったため、これまで以上の肺活量を要したとのこと。

稽古すればするほど動きが激しくなってしまうため、本番が近くなるにつれだんだんキツさが増してきたらしいです。
「軽く踊ればキツくないんだよ。」と自分に言い聞かせているくせに、つい暴れてしまうM気質。
練習中、踊り終わったら顔色が青くなっちゃって(酸欠?)、自分でビックリしたこともしばしばだったとか。

今回のホスト姿を見た友人から、「今、そういう店で働いてるの?」と真面目に聞かれた野上。
「働いてないでしょ!」
(あれ?劇団に内緒でバイトしてないよね?)


公演終了!!

最後まで油断できなかったカゲ達のモノガタリ。
お楽しみいただいた後は、猿面恒例のカーテンコールです。

ドイツ語の大ヒット曲の軽快な音楽にのせてお届けした今回のカーテンコール。
お客さまの温かい手拍子が湧き上がるのも、すっかりお馴染みの光景となりました。猿面たちの幸せな瞬間です。
シノダが気に入って選んだ今回の曲。お客さまのノリの良さは予想以上で、手拍子も見事に揃っていました。

しかし、身近とは言い難いドイツ語なものですから、歌うのは難しいものがありました。
歌詞が配布されましたが、不思議なカタカナの連続だったため、覚えるのも難しく舌も回りません。
シノダはみんなが完璧に歌うのを途中で諦めました。
「ダメな人はサビだけでも歌ってください」と妥協。
サビ以外も歌えるまでに努力したメンバーもいましたが、即刻「ダメな人」を決め込んでサビしかまともに歌っていなかった人がいます。
誰あろう代表です。ビデオで確認したところ、サビ以外、歌う気はさらさら無いという笑顔でごまかしています。

そして、サビのフレーズ以外を”それらしい言葉”で歌っていたのは井上さんでした。
井上さんの作り出す”それらしい言葉”は、まったくデタラメなのですが、なぜかそれらしく聞こえるのです。
シノダも「よくもそんなにツルツルと適当に歌えますね」と、面白がり、むしろそれで歌ってくれと依頼しました。
上の写真のとおり、野上はその愉快なデタラメ語の直撃を受けています。何度聞いても笑っちゃうみたいです。

楽日

今回のカーテンコールでは、猿面からお客さまへの感謝を込めて、ちょっとしたお楽しみを用意していました。

初の試みだったため、どういう反応が返ってくるか、結構心配していた猿面たち。
「ドン引きされたらどうするか」と、ドン引きされた場合のトークも検討されていました。
ありがたいことに、ドン引き用トークは全く必要ありませんでした。こちらが驚くほど温かな反応をいただきまして、楽しい時間が実現しました。

短い時間でしたが、お客さまとの交流をはかることができました。ご協力いただきました皆さま方、ありがとうございました。

この「お楽しみ」はアンケート等でも大好評でした。やって良かったと一同喜んでおります。


今回も無事に公演を終えることができたメンバー達。
役者たちはせっかくなので衣装の学生服姿で撮影しようということになり、
着替えてしまう前にバラシ(撤収作業)の合間を縫って記念撮影しました。
学生服姿が「痛々しい」か「若々しいか」はさておき、
役者もスタッフもこの笑顔で公演を締め括りました。


2013.11.10 16:15


マサル役・井上健太

■「公演後記」の前に・・・

今回は劇団遊機化学 井上健太さんに”マサル”役で
出演していただきました。

井上さんの今後のご活躍は、「劇団遊機化学」さんの公演にてどうぞ!


公演後記

ここから劇団員による公演後記です。

タマコ 田中綾子

タマコ役・田中綾子

第14回公演終了。
今回も、たくさんのお客様に観に来ていただきました。
本当にありがとうございました!

公演が終わると、もろもろの後片付けが始まります。
衣装や小道具、照明や音響に使ったもの。
アンケートの整理等…。
それらが片付くと、いつもの生活に戻ってしまいます。
今回、ユリの言葉にもありましたが「おわっちゃうとつまんない」というか、さみしいです。
南部入りすると、本番に向けて気持ちが高揚していくのがわかります。
でも、終りが近づいてくるので、さみしい気持ちも出てきます。
そう思うと、稽古の時が一番幸せかな。
まっ、終わってみて思うことですけどね…。

私事ではありますが、今回初めて声が出ない体験をしました。
お客様にお見苦しい点をお見せしてしまい、団員みんなに迷惑をかけてしまい、 本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そんな私をみんながフォローしてくれました。
当たり前のことかもしれないけど、とってもとってもうれしかったです。
私一人じゃなにも出来ません。みんながいるから私もいる。
猿面公演ができるのも、観に来てくださるお客様始め、力になってくださる方々がいるからです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

こうして私の青春の1ページが刻まれていきます。
今までも、これからもたくさん増えていきます。
皆様の心にも、劇団猿面が焼きつくことを願っています。
そして、また来年の秋にお会いできる日を楽しみにしています。

2013.11.19


ユリ 芝崎静夏

ユリ役・芝崎静夏

元気なユリの勢いに気おされ、引っぱりまわされ、足はからまり、汗はダクダク・・・
そんな一年。されど楽しい一年。
ちょっと元気のない時でも、ユリは私にパワーを分けてくれたような気がします。
楽しんでやろうよ!そんな気持ちでみんなで作り上げた世界はキラキラ光って私の宝物の仲間入りをしました。

ユリと経験した高校演劇の世界は、私にとってはまさに原点。
あの頃の自分に、
  大人の私はまだ演じることに挑戦し続けているよ
と、少しだけ胸を張ってもいいかな。

2013.11.15


クマ子先生 桜 久里子

クマ子先生役・桜久里子

まずはたくさんご来場いただきまして、ありがとうございました。
今年の初めに台本をもらいクマ子の役をいただいた時の喜びを今もはっきり覚えています。
クマ子…高校の国語の先生、優しく生徒思いで、少しお茶目で、いたいたあんな先生と思ってもらえるようなクマ子先生にしたい。
この10カ月、クマ子を考えクマ子に添いクマ子と生活しました。思い描いたクマ子になれたかどうか…?
公演が終わりロビーでお客様をお送りしているときに、「あークマ子先生だ握手してください。」とお声をかけていただいた時、少しはクマ子になれたのかなと思いました。

思えば稽古も終盤のころ、ラストシーンに悩んでいた時、客演の井上さんに「芝居に答えはない」と一喝され、答えがないから面白いんだ、そうだ楽しんでやろう、そう思い肩の力が抜けた気がします。

いざ本番、初舞台の自分は緊張で…怖く不安でした。でも、足が震えることもなく、胸がドキドキすることもなく、舞台に立つことができました。それは代表をはじめ、しょうこさんがいる、しずかさんがいる、野上さんが丸さんが……スタッフの皆さんが、そうです私には猿面の仲間がいるからでした。仲間と舞台を共有共感できた喜びが、私に勇気を与えてくれたんだと思います。
次はどんな役になるかわかりませんが、劇中のミズキの台詞「本当に生きているのか」と自分に問いただしながら、初心を忘れることなく、生きた役柄を舞台で演じられる役者になりたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました。

2013.11.20


ミズキ 野上竜司

ミズキ役・野上竜司

”追えば逃げる”
ミズキという役に近づこうとすると、遠のいてしまう。
まるで影踏み遊びのようだった。
だから途中から追うのをやめてみた。
すると、追いかけなければ影の方からくっ付いて来ることに気がついた。

役と役者の関係なんてそんなものかもしれないと思った。
役者自身が安心するためだけのその役らしさなどゴマカシに過ぎない。
自分はそんな芝居をやりたいわけではない。
そう思って以来、本気で遊べる瞬間が増えてきた感じがする。
終わって振り返れば、何しろたくさん笑った芝居だった。

2013.11.20


タエちゃん

照明係・タエちゃん Nana

今まで客席から見ていた舞台にあがれて、緊張の連続でしたが、とても楽しかったです。
ありがとうございました!

2013.11.21


丸穣大

音響 丸 穣大

公演大成功!今回は舞台袖から初の音響。
『音響は誤魔しがきかない!』 『失敗は許されない!』 と脅かされ、前年の役者とは違う緊張感をかんじながら3公演とも問題なく無事に終了することができました。
こんな程度のお手伝いしかできませんが来公演も楽しむぞー

2013.11.24


山田しょうこ

効果 山田しょうこ

「人間の力じゃできそうにないこと」をやるのは 緊張するけど、楽しい。
みんなに助けてもらってイタズラ(?)成功…したかな?

2013.11.20


重城希美

会場係 重城希美

猿面が一年かけて、卵のように大事に育てた舞台。
ただただお客様に楽しんで観ていただきたいという思いでした。
何度も舞台を堪能できたのは会場係の役得です☆
毎回、微妙に色の違う世界がありました。
来年はどんな舞台がうまれるか…今からワクワクしています。

来年も多くの方のご来場、お待ちしております。

2013.11.19


脚本・演出 しのだ 冬吾

脚本を書く時、たいていは物語の質が寒色であるか、暖色であるかをまず決めてから取り掛かります。
しかし、今回の「放課後のカゲ達」ではそれをしませんでした。
初期の構想の段階で寒色と暖色が入り混じってしまったので、いっそ混ぜられるだけ混ぜてしまうことにしました。
結果、このパズルのような物語が出来上がりました。

劇中劇を取り入れたのも初めてのことでした。役者たちは2つの役を演じることになりました。
劇中劇での役は、それぞれの役のもう一人の姿でもあります。影のようなものです。
さらに劇中劇そのものにも、影のような側面があったと言えます。
芝居の構成としての劇中劇である一方で、この芝居を演じる者たちへの作者からの仕掛けでもありました。
僕と付き合いの長い役者たちは、この芝居の(演技のための)カラクリに気がついて、さぞかし翻弄されたことでしょう。

この物語にはそのほかにもたくさんの影が登場しました。
こうありたい自分・現実の自分・生活の場面ごとに使い分けている自分・羨ましく思う他者、などの自分に関わる影に加えて、姿形の見えない影や悪戯する影など、人から離れてしまって自存する影もチョロチョロと・・・なんだかもう影ばっかり出てきてしまいました。
僕個人の好みによって物語の中心に影を据えましたが、言うまでもなく影は光がなければ在り得ないものです。

公演中、僕は劇場の片隅で、劇の空間は”光と影”の最たるものだと考えていました。
  視覚的な要素はもちろんながら、日常と劇の世界もまた光と影との相互関係にある。
  日常があるから劇の世界があり、劇の世界があるから日常がある。どちらも光、どちらも影。
  僕らは今、そのただ中にいる。
さらに、ライトの光に照らされた役者たちの足元を見れば、影はちゃんとそこに居り、目映い舞台と向い合わせの暗い客席には劇を見つめてくださっている方たちの姿がありました。
光と影がせめぎ合い、光と影の協調によって劇が成立しているこの空間は、これまで以上に貴重で稀有な光景として僕の目に映りました。

僕らの劇の世界を楽しみにしてくださる方が年々増えています。大変嬉しくありがたく思っています。
ご来場いただきましたお客さま、ご協力いただきました皆さま、まことにありがとうございました。
これからも猿面は、芝居をつくるための光と影を操ることに工夫を重ね、よりよい作品をお届けすることを目指していきます。

最後に、今回僕がどうしてもお礼を言いたい奴らがいます。
それは、”劇場のカゲ達”です。
「どの小屋(劇場)にも不思議な奴らがいる」らしく、奴らは公演中に悪戯したり、助けてくれたりするそうです。
(呼び名はいろいろあるかもしれませんが、僕としてはカゲと呼びたいです。)
これまで芝居に関わってきて、毎回のようにそういう気配を感じてきました。
ハプニングが起きたり、ハプニングを無事に切り抜けられたりしたときに、カゲの仕業かと思います。
そんな怪談めいたことを信じていると言うと人格を疑われるかもしれませんが、この程度の妄想力は、脚本を書くのに比べたら大したことありません。
この「カゲ達」の脚本を書く時、僕はどこかでこの劇場のカゲ達の存在を意識していました。
今回の公演中もカゲは僕らのそばにいた気がしています。
いつもなら何かしらの悪戯を仕掛けてくるはずが、今回は何事もありませんでした。
どういうわけか知りませんが、カゲは今回、助けてくれることだけに専念していたようです。
なにせ気まぐれな奴らです。次回は悪戯してくるだろうと覚悟しつつ、ここでお礼を言わせてください。

ご協力どうもありがとう。来年も劇場で一緒に遊ぼう。

しのだ サイン
2013.11.21


舞台写真


公演終了直後の出演者たち


最後までご覧頂きましてありがとうございました!

楽日写真

カゲの絵 Work of Nogami-Koubou

カゲ達

来年も劇場でお会いできますように!!!
劇団猿面一同

「放課後のカゲ達」劇場風景・番外編
動画版 劇場風景
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「放課後のカゲ達」劇場風景・番外編
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